6月4日、令和最初の定例会、第2回定例会が始まりました。本会議初日で、初めてタブレットを使用。議会改革の一環として導入されたもので、これにより年間約60万枚のペーパレス化につながると同時に、資料の印刷や配布作業が不要となるなど業務の効率化が図られます。
今期(第20期)に入って進めてきた主な議会改革は以下の通りです。
改革1. 不要な公用車を大幅に削減 22台→9台
公務多忙な議長・副議長などが効率的に移動するための「議員公用車」。関東6県議会は平均4台であるのに対して都議会は22台の公用車があり、年間2億円の経費がかかっていました。
⇒ そこで! 公用車を9台まで削減し、使途も厳格化。利用記録は全て公開するようにしました。
改革2. 政務活動費による飲食を禁止
政策の立案や、有権者からの広聴のために本来使われるべき「政務活動費」。これまでは高額な弁当代や新年会などの飲食にも使用されていました。
⇒ そこで! 飲食の禁止などルールを厳格化しました。記録もネット公開されます。 ※全国市民オンブズマン連絡会議による同分野の評価は、全国34位→9位に上昇。
改革3. 委員会審議をインターネット中継で公開
都の政策は多岐にわたるため、本会議ではなく分野別の「常任委員会」で主要な議論を実施します。しかし、これまで委員会は映像記録がなく、議事録も3か月後に公開されていました。
⇒ そこで! インターネット中継を施行実施。今後の全面実施も決定しました。
改革4. ペーパレス化で無駄をなくす
本会議だけで年間43万枚の紙を消費。職員が議員ひとりひとりに紙資料を持参、連絡事項もFAXを使用していました。
⇒ そこで! タブレットで、本会議の資料を閲覧可能とすることに決めました。
このほか、政務活動費のネット公開、議会棟の全面禁煙、議員提案条例の制定、出産・育児のための規定の見直し、議員報酬・政務活動費20%カットの継続、を進めてきました。
今後もさらなる議会改革を前に進めるべく、取り組んでまいります。