「いじめ防止対策推進法」改正に向けての勉強会が参議院議員会館で行われました。
 いじめが原因でお子さんを亡くした小森さん、葛西さんからのお話の後、教育評論家の尾木直樹氏から法改正の必要性について報告がありました。
 平成25年9月に法律が施行され、一定の効果はみられるとする一方、法律の制定の前後4年間で自殺した児童の人数を比較すると、793人(平成22~25年)から942人(平成26~29年)と149人も増加していると報告がありました。様々な課題がある中で、特に、教員の研修の必要性、重要事態を調査する「第三者委員会」の設置主体の在り方、が大きなポイントではないかと考えます。
 法律によって守られる命がたくさんある、いじめをなくして欲しいという子どもの想いは生きている、との言葉が胸に響きました。
 小さな命がいじめによって失われることがないよう、対策を講じていかなければなりません。