東京都管工事工業協同組合荒川支部の創立70周年記念式典&祝賀会に出席しました。
 荒川区のライフラインを守るべく、長年にわたりご尽力いただいていることに感謝申し上げます。
 今年は、大阪北部地震に続き、西日本豪雨では多数の犠牲者を出し、さらに、台風21号、北海道胆振東部地震が発生するなど、大きな災害が続きました。全国的にこれまでの想定の範囲を超える規模の水害や風害、土砂災害などが相次ぐ中で、「命」を守ると同時に、ライフラインの断絶による影響にいかに対応していくか、が大きな課題となっています。
 今夏、IWA(国際水協会)世界会議が、初めて東京で開催されました。世界の上下水道や水環境の専門家が一堂に会し、最新の技術や知見を共有したとのこと。水の安定供給という社会的使命を担うと同時に、街の水道屋さんという地域な身近な存在として、ご活躍いただくことを期待します。
 社会経済環境の変化の中で、技能労働者の高齢化や若年層人口の減少が進み、技能や技術をいかに継承していくのか、担い手をいかに確保していくのか、という課題もあります。若年世代に対して、配管技能士や管工事施行管理技士という資格の浸透を図ることも重要との声も聞きます。こうした課題にもひとつひとつ取り組んでいかなければなりません。